コンクリート診断士

【コンクリート診断士】走査型電子顕微鏡(SEM)とは?

こんにちは!

今回は走査型電子顕微鏡(SEM)についてまとめてみます。

最後に問題もあるので、良ければ解いてみてください。

それではいってみましょう!

走査型電子顕微鏡(SEM)とは?

走査型電子顕微鏡とは、二次電子、反射電子などの信号を検出し、電子線を当てた座標の情報と組み合わせることによって、像を構築し、画面上に試料表面の拡大像を表示する超高倍率の顕微鏡です。物質表面の陰影をとらえ、最高500万倍にまで対象を拡大することができます。

測定目的

物質の形態観察(低倍率)

結晶状態観察(高倍率)

測定方法

分析前の処理として炭素、金などの金属の蒸着を行います。

試料表面に電子ビームを照射すると、試料から二次電子が放出されます。

SEMは試料面上を走査しながら電子ビームを照射し、走査範囲全体から発生する二次電子を検出して、それを電気信号に変換してCRT上に映像化します。

顕微鏡像では、試料の凹凸がコントラストとして観察されます。

適用対象

無機物、有機物を問わずほとんどの物質を観察できます。具体的には以下のようなものがあります。

低倍率:空隙の形態・分布状況、アルカリシリカゲルの存在状態など

高倍率骨材とセメントペーストの界面の状態セメント硬化体の結晶(エトリンガイトなど)の生成状態など

水を含んでいるサンプルは装置に悪影響を及ぼしかねません。物質の特定は難しく、専門技術者の判断を仰ぐことが必要な場合もあります。

問題

それでは、最後に次の問題を解いてみましょう。

硬化コンクリートの調査に関する次の記述が、適当か不適当か選択してください。

「針状結晶の生成を、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて測定した」

答えは下にスクロールしてください。

 

 

 

 

正解は適当です。

走査型電子顕微鏡(SEM)は、顕微鏡の一種でセメント硬化体組織、アルカリシリカゲル、エトリンガイト(針状結晶)の生成状態を調査することができます。

 

それでは、今回は以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。