こんにちは!
今回はX線透過撮影法についてまとめてみます。
最後に問題もあるので、良ければ解いてみてください。
それではいってみましょう!
X線透過撮影法とは?
X線透過撮影法とは、構造物内部の様子をほぼ実体に近い状態で確認できる唯一の非破壊方法のことです。鉄筋や配管等の埋設物および空洞やひびわれなどのコンクリートの変状を検出することができます。
測定目的
コンクリート内部の鉄筋や配管などの埋設物、空洞やひびわれなどのコンクリートの変状を検出することが目的です。
建築物の壁や床に対して鉄筋位置や版厚の測定、床板の空洞などの検出などに適用でき、鉄筋のかぶりや間隔、欠陥の位置、部材厚などを求める場合は特別な方法によらなければなりません。
測定方法
X線は物質を透過する過程で指数関数的に減弱し、その減弱量は物質の密度に比例します。
X線フィルムは、透過してきたX線の強さに応じて黑化し、減弱量は物質の密度の影響を受けるので、鉄筋や空洞の透過写真は、鉄筋部は白くなどその減弱の程度によって明度に差を生じ、内部の状態を判別できます。
適用上の留意点
X線は点光源から照射されるため、透過像は実際の形状寸法よりも大きく写し出されます。このことから、部材厚が厚くなるほど誤差が大きくなります。
通常使用されている低エネルギーのX線装置で普通強度のコンクリートの場合、適用限界厚は350mm~400mm程度です。
その他ポイント
その他の主なポイントは以下になります。
・躯体厚の厚い柱などに適用する場合には、鉄筋などの裏側にフィルムを配置するためのコア孔をあけて撮影する方法が取られる
・建築物への適用としては、壁や床の鉄筋配置や版厚の測定が多い
・土木構造物への適用としては、PC桁のシース内のグラウト充填状況の確認、床版の空洞検出、コア抜き時の埋設配管位置確認などに用いられることが多い
・X線を扱う場合、X線作業主任者による放射線防護のための安全管理を行わなければならない
・X線装置などを放射線装置室以外の場所で使用するときは、そのX線菅の焦点または放射線源および被照射体から立体半径で5m以内は立ち入り禁止区域とする
問題
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう。
低エネルギーX線装置を用いたX線透過撮影法に関する次の記述が、適当か不適当か選択してください。
「コンクリートと埋設物の密度に差があるものほど明瞭に撮影できる」
答えは下にスクロールしてください。

答えは適当です。
コンクリートの透過写真では、コンクリートより密度の高い物質(鉄筋等)は白く、コンクリートより密度の低い物質(空洞等)は黒く写し出され、コンクリートと密度に差があるものほど明瞭に写ります。
それでは、今回は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。