こんにちは!
今回は外観調査についてまとめてみます。
最後に問題もあるので、良ければ解いてみてください。
それではいってみましょう!
外観調査とは?
外観調査とは、構造物の劣化症状や機能障害の有無、発生箇所を調査することです。
調査の種類は他にも書類調査、環境・荷重調査、詳細調査などがあります。
外観調査方法には主に、目視調査とデジタル画像法の2つの方法があります。
以下にそれぞれの概要と特徴をまとめました。
目視調査
目視調査とは、構造物を目視観察することによって行う調査のことで、最も重要な情報が得られる調査の一つです。
主な調査項目と留意点については次の通りです。
調査項目:ひびわれ、剝離、変色(錆汁、析出物など)
ひびわれの調査項目は、ひびわれパターン、幅、長さ、密度、規則性、進行性、変動などを調べます。
ひびわれは発生原因に特有なパターンを有していることが多いため、ひびわれパターンと劣化原因との関係を整理しておくことが重要です。
コンクリート表面の状態:漏水や滲出物の状況、コンクリートの含水状態
構造物の立地:方位および雨掛りの有無、雨水の排水経路
施工状況:打継目位置、目地間隔、縦断勾配、横断勾配など
調査の結果得られた構造物の変状状況、環境状況から、損傷原因の推定や、損傷原因を推定するための調査の必要性、コンクリート内部の損傷状況を把握するための調査の必要性などについて検討します。
デジタル画像法
デジタル画像法とは、デジタルカメラで撮影したデジタル画像を用いて、コンクリート構造物の劣化状態を把握する調査法のことです。
目視調査と比べると、次のような利点があります。
- 望遠レンズを使うことにより、ある程度の距離を置いて調査が可能
- 現場作業時間や足場の設置費用を軽減できる
- コンピューター処理が前提で、損傷状態の数値化・デジタル化が可能
さらに、具体的な特徴と適用範囲については次の通りです。
特徴:
・デジタル画像は、撮影データをパソコンによりCADデータ化したり、電子ファイルとしてデータベース化したりできる
・デジタルカメラの基本性能は、撮像素子(CCD)と光学レンズの性能に依存する
・光学レンズは、明るい(解放F値の小さい)レンズを使用する方が良い
・撮像素子(CCD)は、画素数(ピクセル)とその面積が基本であり、画素数が多く、1画素の面積が大きい方が解像度が高い。よって、ひびわれ撮影には、より画素数の多いカメラを使用する方が良い
・コンピュータのモニタ上の解像度はデジタルカメラの分解能よりも高い
適用範囲:
・橋梁床板、橋脚のひびわれ点検・調査
・建物、擁壁等のひびわれ点検・調査
・トンネルのひびわれ調査
などがあります。
問題
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう。
建物のひびわれ調査から判断した次の記述について、適当か不適当か選択してください。
「防水性が要求される外壁のひびわれ幅が0.3~0.4mmの範囲であったので、補修は不要と判断した。」
答えは下にスクロールしてください。

正解は不適当です。
防水性から見た場合、ひび割れ幅0.2mm以上のものは補修が必要とされているため、記述は不適当です。
それでは、今回は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。