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【読書記録】されど日記で人生は変わる 日記を書くことで得られる驚きの効果と実践方法

今回の記事では、今村暁著「されど日記で人生は変わる」の内容と、実践ポイントについてまとめてみようと思います。

この記事は下記のような方におすすめです。

「日記を書くとどんな効果があるのか知りたい」

「日記が続かない」

「日記に何を書いたら良いかわからない」

「自分のやりたいことがわからない」

本書は全7章で構成されています。

今回はそのうち、前半の第3章の部分までをまとめてみようと思います。

なぜ日記を書くのか?

世の中には自己啓発書や成功哲学本があふれかえっています。しかし、それらを実践・継続できずにいつの間にかやめてしまった・・という経験をした方も多いのではないでしょうか。

じつは、世の中にあふれかえっている自己啓発書や成功哲学本が説くメソッドと、日記メソッドとは決定的に違う点があります。

それは、「日記は感性をよみがえらせることを意図としたメソッドである」という点です。

日記によって感性をよみがえらせることで、自分の「want(~したいこと)」に気づいていく手法なのです。

日々、理性の世界で「should(~すべきこと)」や「must(~しなければならないこと)」に囲まれていると、本当の「want」に気づけなくなります。

そうした環境の中で、無理やりつくった夢というものは、理性で「考えた」夢なので達成するのは難しくなってしまいます。ですが、感性で導き出した、心の底からの「夢」には自然と近づいていけるのです。

感性は噓をつけません。「感じること」こそが自分の心の底から湧き出た本当に大事なものなのです。理屈や正論で他人を動かせないように、自分自身も理屈や正論で動かすことはできないのです。

大事なのは、自分を動かすために大きなパワーを持つ「want」です。

日記によって得られる効果

それでは、日記を書くことによってどんな効果があるのか、具体的にまとめてみます。

主に以下の3つの効果があります。

「夢・やりたいこと」が見つかり、実現できる可能性が高まる

前述したように、日記には「should(~すべきこと)」や「must(~しなければいけないこと)」を書くのではなく、「want」を書きます。「毎日、自分が本当にやりたいこと」を書くのです。そうすることによって、自分の長所、短所、強み、弱み、習慣、思考など自分のことがわかります。そして、自分のことがわかってくると、自分の夢が見えてきます。夢が見えてくると、それは生きるエネルギーになります。夢こそ、人生を変える力です。成功するためには、幸せになるためには「夢」というエネルギーは必要不可欠です。

さらに本書では、「意志を強く持つ」のではなく、「欲望を強く持つ」ことを繰り返し提唱しています。

たとえば、ダイエットをしようとして「1日1200kcalに抑えよう」と理性で考えて、意志を強く持ってダイエットに臨むより、「あの服が似合うスリムな体になりたい」という欲望を強くするほうが、成功の確率は高くなります。

では、なぜ日記は「夢を持つ力」「欲望を持つ力」を高めるのか。

それは、日記を書くという行為が、あなたの思いを「強化」し、「持続」させ、「具体化」させるからです。

夢を3年に1回しか思い出さない人と、毎日「自分はこんなことを実現したい」と思い続ける人では、後者の方が実現する可能性は極めて高いのです。

「潜在意識」を変えられる

人は、潜在意識(無意識)=習慣で生きています

人生を変えたいと思ったら、潜在意識=習慣を変えねばなりません

もし、あなたがダイエットが必要なくらい太っていたとしたら、「べつにデブでもいいや」「おいしいものを食べるのを我慢するなんてごめんだ」などといった考えが潜在意識にあるのかもしれません。

自分を変えていこうとするのなら、まずは自分の潜在意識を理解することです。理解できれば、それを変えていくための方法も見えてきます。

日記で毎日、自分のことを書いていると、自分の潜在意識(習慣)を理解できるようになります

頭の中をすっきり整理整頓できる

学生時代、「勉強をする前に、まずは机の上を片付けてから・・」という人も多かったのではないでしょうか。じつは、頭の中も同じです。頭の中が整理されていないひとは、いつも混乱していて、そのため行動も遅くなります

あなたの周りの仕事が速い人を思い浮かべてみてください。

その人たちはテキパキ動いて、行動自体も速いのですが、彼ら彼女らは「行動を起こす」のが早いのです。

つまり、スタートが早いのです。頭の中が整理されていて、「どうしよう」と迷っている時間が少ないため、行動を起こすのが早いのです。

行動が遅いといわれている人たちは、頭の中が混乱しているため、あれこれ考えているうちにスタートするのが遅くなり、その結果、精神的にも、物理的にも追い詰められていってしまいます。

日記を書くことは、頭の中を整理し、行動力を高めてくれます。そして、人生に余裕もつくってくれるのです

具体的な実践方法

それでは、具体的にどのようなことを日記を書くのか、以下にまとめてみます。

まずは継続することを目標に、「1日1分間日記を書く」ということを目指しましょう。

日記で明確にすべきこととして、次の3つの項目が挙げられます。

自分はどんな人間か

自分は何をやりたいか

やりたいことをどう実現するか

日記を大人になってから書いてみると、「自分ってこんな人間だったんだ!」という気づきと発見に満ちた、とても楽しい作業だと感じるはずです。まず2週間続けてみましょう

それでは実践方法です。日記に書く内容として、大きく分けて以下の5項目になります。

夢・目標(長期・短期)

やりたいこと

今日の出来事

今日の感謝

今日の成功法則・学びの言葉

できれば朝と夜、2回に分けて書くのがこの日記のコツです。

毎朝書くのが「夢・目標」「やりたいこと」の二つ、そして夜に書くのが「今日の出来事」「今日の感謝」「今日の成功法則・学びの言葉」の三つです。

はじめは1分くらいで書ける分量を目標に、慣れてきたら少しずつ時間を延ばしていくとより効果は高まります。

それでは一つずつ、深掘りしていきます。

夢・目標(長期・短期)

夢や目標は日記の1番はじめに書きます。

本当の夢や目標とは心の底からワクワクすることです。

毎日、夢や目標を日記に書くというのは、自分の中のモチベーションを高める作業をしているだけでなく、自分の本当の「want」、夢や目標は何かということを自分に問いかけ、気づいていく作業をしているのです

「これだ!」という本当の夢や目標がすぐに見つかるかはわかりません。でも、真剣に自分と向き合わないかぎり、一生見つかることはないでしょう。

はじめのうちは毎日のように夢や目標が変わるかもしれません。でも、それで大丈夫です。

夢や目標は日々変わっても問題ありません

ただし、その内容はなるべく具体的に書きましょう。

目標が漠然としていると、「目標に向かって何をしたらいいのかわからない」「日々、目標に近づいていっている感覚を味わえない」という事態に陥ってしまいます。

たとえば、「もっと積極的な自分になる」という目標設定をするのではなく、「行動がテキパキしている人になる」「大きな声で挨拶する」「周囲の人に自分から話しかける」というように書きます。夢や目標が具体的であれば、具体的な行動が起こせます

やりたいこと

夢や目標を書いたら、次は「やりたいこと」を書きます。

大事なのは「できるかどうか」ではなく、「自分がいま、やりたいと思うこと」を素直に、シンプルに書くことです。

行動力のある人は、この「やりたいこと」が次々と出てきます。

「やりたいこと」がなかなか出てこない人は、心の底にある「感性」を蓋で閉じてしまっています

自分の心の欲求を、素直に聞き、書き出すことが大切です。

そして、やりたいことを書き出したら、できるだけ早く実際にやってみましょう。

やれることからやってみましょう。

やりたいことを書き出し、実際にできたというサイクルを習慣づけます。

この習慣が身につき始めると、「やりたいことを紙に書けば、必ず実現するんだ!」と脳が判断するようになります。

この「やりたいことを紙に書く」→「実現した」という小さなサイクルを、何度も回転させる経験が、大きな自信を与えてくれます

今日の出来事

「今日の出来事」は、1日の終わりに書きます。

ここで重要なことは、「何があったか」だけではなく、「どう感じたのか」を日記に書くことです。「自分のその時の喜怒哀楽を記録」しておきましょう。

注意しておきたいのが、「マイナスの感情を抱えたままで日記帳を閉じない」ということです。

たとえば、「上司から理不尽な要求をされて悔しかった」→「でも要求レベルの高い人がいてくれるから自分は鍛えられるのだ」というように、プラスに塗り替えて1日を終了させましょう。マイナスの感情をプラスに塗り替えておくと、脳は寝ている間もあなたの思考を前向きにする手伝いをしてくれます

さらに、自らのモチベーションを高める方法として、「人からほめられたことを書く」というのが有効です。

大きなことでも、小さなことでも、ほめられたことを書くのです。

他人からほめられたことを書くだけで、マインドも、行動も、人生も前向きになります。

今日の感謝

次に、その日に感謝したことを書きましょう。

「今日の感謝」を毎日、日記に書き続けると、「感謝に気づく力」が身についていきます

「今日の感謝」を日記に書いていると、自分自身の「感謝の傾向」がはっきりしてきます。

たとえば、「妻や子ども、親には感謝しているけど、上司や会社への感謝が少ないな」というようなことに気づくと思います。

それをもとに、感謝の仕方を改善できれば、ますます多くのものが手に入るようになります。

もし、今の環境に少しも感謝できないような人は、環境を変えても同じような状況に陥ることが多いのです。

幸福をつかむ人は、例外なく感謝する名人です。日々を感謝で埋め尽くしましょう。

今日の成功法則・学びの言葉

最後に、その日に発見したり考えついたりした「あなた独自の成功法則」を記録しておきます。どんなことでもいいので、自分なりの「いい結果を出した方法」「モチベーションが上がった方法」などについて、自分なりの法則として書き出してみるのです。

成功法則が見つからない場合には「学びの言葉」を書いておきましょう。

あなたがその日、誰かと交わした会話の中から、気になった言葉や、感動した一言などを記録するのです。

これを続けていくと、「あなたの人生に効く名言集」ができあがります。

感想とまとめ

最後に、本書を読んだ感想とまとめを述べます。

日記を書くことによって自分の生き方を確認し、さらにそれは「自分の人生の攻略本」にもなる、人生をよりよくするための優れたツールなのだなと感じました。

また、上記で書きそびれてしまいましたが、日記帳は紙でも、スマホのメモ機能でも良いそうです。最初はとにかく気軽に、いかに続けやすくできるかというのが最重要事項かなと思います。

今回は第3章までについてまとめましたが、後半の章では「いかに成功するか?」「どう幸せになるか?」「何を大事にするか?」といった内容が深掘りされて、わかりやすく記されています。少しでも気になった方は、ぜひ手にとって欲しいと思います。

それでは、今回のまとめです。

今回のまとめ

・日記は感性をよみがえらせることを意図としたメソッドである

・日記には「should(~すべきこと)」や「must(~しなければいけないこと)」を書くのではなく、「want」(毎日、自分が本当にやりたいこと)を書く

・日記を書くという行為は、思いを「強化」し、「持続」させ、「具体化」させる

・「やりたいことを紙に書く」→「実現した」という小さなサイクルを回す

今回は以上になります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。